月刊福祉(2021年5月号)

全国社会福祉協議会 編

全国社会福祉協議会 出版部

変化し続ける社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理するとともに、多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介します。福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にお読みいただきたい1冊。

▼特集▼地方分権と福祉
 地方分権一括法の成立から約20年の成立から約20年、住民に身近な地方自治体が広く行政を担うとともに、住民が自ら地域の諸課題に取り組むことができるようにするという地方分権の理念が、現在の福祉に浸透したか、どのような影響を与えているかを検証する。

 
【論文Ⅰ】地方分権と福祉行政
― 自治型地域社会の実現をめざして
田中 優(日本福祉大学社会福祉学部 教授)

 
【レポートⅠ】自治体が地域福祉の推進に取り組むには
― 地域福祉計画の活用
菊地 英人(小樽市福祉部地域福祉課 主幹)

 
【レポートⅡ】住民自治をどう高めるか
― 雲南市の小規模多機能自治の取り組み
大谷 吾郎(雲南市政策企画部地域振興課 主幹)

 
【論文Ⅱ】地方分権と包括的支援体制
宮城 孝(法政大学現代福祉学部 教授)

 
【座談会】地方分権時代に福祉関係者に求められる取り組み
村岡 裕(社会福祉法人佛子園 専務理事) 
日下 直和(社会福祉法人香川県社会福祉協議会 事務局長)
川北 秀人(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表) 
原田 正樹(日本福祉大学社会福祉学部 教授、本誌編集委員〈進行兼〉)

▼好評連載!!▼
<渋沢栄一の歩みから見る福祉の今><視点―これからの社会福祉の展望><災害から学ぶ 災害に備える><協働でつくる新たな地域><グラフ21><今、アジアの福祉は><発見!福祉で輝く人><ひと時間><My Voice, My Life><実践マネジメント講座><論点> ほか