The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと

サンヌ・ブラウ 著, 桜田直美 訳

1,683円(税込)

サンマーク出版

人は、数字を「曲解」する。
モノゴトを正しく見る目を養う講義。

★コロナ・経済・政治・ビジネス……
 数字が溢れる今、「超重要」と各国話題!
★オランダ、ベストセラー教養書!
 ドイツ、イギリス、ギリシャ、アラブ圏……世界に拡大中!
★「今、最も読むべき一冊」と
 世界中の識者が絶賛!

◎識者、大手誌のコメント↓↓*****************
「サンヌのような、数字・経済・歴史の教え手を待っていた。
彼女から学ぶことはあまりに多い」
―ルトガー・ブレグマン(歴史家、『希望の歴史』著者)
「数字が私たちを事実から引き離すケースを教えてくれる」
―ティム・ハーフォード(経済学者、『人は意外に合理的』著者)
「数字が溢れたこの世界で、解釈を間違えないツールを与えてくれる」
―アンジェラ・サイニー(科学ジャーナリスト)
「貴重な本だ。数字は真実を語ることも、嘘をつくこともあるとわかる」
―『T I M E』誌
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「数字=正しい」という
思い込みは危ない。

数字は、事実のように思われる存在。
しかし、その裏には
誰かの意図や勘違い、間違いが隠れていることも。
数字はときに「主観性」を帯び、事実からかけ離れた姿になる。
・「因果」と「相関」の混同
・例外が釣り上げる「平均」
・「思い込み」に寄った解釈
・「サンプル」が、異常で少数
・「話を聞きやすい人」にだけ行われる調査 etc.

また、数字を見たとき、
私たちには様々な「バイアス」が働く。
・「数字=事実」と思い込み、思考停止
・「出てほしい結果」に合わせた理屈の創作
・「ただの偶然」を事実と誤認 etc.

毎日、たくさんの数字が
私たちに飛び込んでくる。
私たち数字の消費者が、数字を見たとき、
ロジカルなつもりで間違った解釈をしないために。
「ナンバーバイアス」(数字の偏見)を外し、
読みを間違えない「思考」と「視点」を
本書で身につけよう。

【目次より】
■1章 数字は「人」を動かす
・数が命を左右する世界の誕生
・「グラフ」で世界が一変した
・ナイチンゲールは数字で救い、
 スターリンは数字で殺した
■2章 数字はご都合主義
・「爆撃機」が景気を後押しする
・「犯罪増加」で経済が成長する
・ないものを「ある」ことにできる
■3章 サンプリングの罠
・「異常な集団」が人類代表になる
・ネット調査で「人口の7割」がはじかれる
・回答者は「ウソ」をつくもの
■4章 「コウノトリ」と「赤ちゃん」の不思議な関係
・人は、「因果関係」と「相関関係」を混同する
・欲しい結果が出るまで行われる「実験」
・「原因」と「結果」が逆
■5章 「ビッグデータ」は疑わしい
・「書いた文字」であなたを予測する
・「ゲーム」はスコアを下げ、「オムツ」は上げる
・「民主主義国家」でもやっている
■6章 数字はときに感情的
・「自分は何を感じたか」を自問する
・「反対の意見」に耳を傾ける
・「利害関係」に注意する