トランス男性による トランスジェンダー男性学

周司 あきら 著

2,200円(税込)

大月書店

トランス男性はどこにいるのか。移行後の実生活に根差して「男性」の範疇でトランス男性をとらえ直すとともに、これまでその存在がまったく想定されていない「男性学」に対して、当事者の視点から新たな見方を提起する意欲作。

★推薦★
田中俊之さん(男性学)
トランス男性としての経験をもとに、シスジェンダーの異性愛男性を前提とする傾向のある男性学に疑問を呈する本書は、男性学に新しい知見を加えるだけではなく、著者と同じ立場に置かれた男性たちの孤独に穏やかな明かりを灯す。

【目次】
第1章 トランス男性とは
第2章 既存の男性学と、トランス男性の不在
第3章 トランス男性の発掘
第4章 第一の切り口:フェミニズムに囚われるトランス男性
第5章 第二の切り口:トランス男性は男性学に潜在していたのか
第6章 第三の切り口:トランス男性の男性性を探して