品格の教科書

山本由紀子 著

1,386円(税込)

サンマーク出版

品格とは「家柄」でも「作法」でもありません。
生まれながらに備わっている遺伝子でもありません。
誰でも、いつからでも、その気になりさえすれば、自分で手に入れられるのです。
単にいままで学んでこなかっただけです。

ですが、品格を手に入れたいと思う人のほとんどが失敗し、あきらめているという現実があります。
それは学ぶ方法に大きな問題があったのです。
マナーや作法をやみくもに暗記しようとしても、「覚えられない」「忘れる」「応用がきかない」ということになってしまいます。
では、つぎのように、歴史や由来を知るとどうでしょうか?
◎土産を訪問先の近場で買うのがNGなのは、起源が遠方の「神社詣で」だから
◎礼装は神事に由来するので、肌の露出が少ないほど格上になる
◎古来日本では左が上位だから、配膳の基本は「ご飯が左、汁物は右」

この他、履物の脱ぎ方、座り方、手土産、食事の仕方……
ちょっとした歴史や由来を知ることで、「なぜそれをするのか」がわかるので覚えられ、忘れません。
また、とっさのことにも応用がきくようになります。
さらに、脈々と受け継がれてきた作法やしきたりの裏側にある「美意識」を知ることで、背筋がスッと伸び、しぐさが変わっていくことでしょう。
すると、自ずと品格が醸し出されていくのです。
創業132年の呉服屋を営む著者による「一生ものの知識」を、本書で学んでいきましょう。

【目次より】
◎おじぎは、対等であることを認め合う儀式です
◎後ろ向きに靴を脱ぐのはマナー違反である二つの理由
◎手のしぐさには、その人の万事が表れます
◎一個、二個……その数え方では、言葉も感性も貧弱になりますよ
◎みんないろいろで、みんないい。善からも悪からも学べます
◎なぜ「茶柱が立つと縁起が良い」のか、ご存じですか?
◎「会席料理」と「懐石料理」の違いを覚えておきましょう
◎お天道様が見ているものは「あなたの本気」です
◎自分と他人を分ける「結界」を守らない人は下品です
◎仕事で存在感を出したければ、無色透明になりなさい