わが家の母はビョーキです2 家族の絆編

中村ユキ 著

990円(税込)

サンマーク出版

コミックエッセイにおいて、日本で初めて「統合失調症」を描いた前作は大きな話題を呼び、新聞や雑誌で数多く紹介。
そして全国の読者からはたくさんの感想のお手紙をいただきました。
その感想の中でも意外に多かったのが、ユキさんの夫・タキさんのこと。
「タキさんと結婚したことでユキさんが幸せになれてよかったですね」
そんな言葉がたくさんありました。
しかし、じつは結婚後すぐに家族みんなが幸せになったのかというと、そうではなかったのです。

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タキさんと同居することになり、ユキとお母ちゃんはその幸せを手放さないために、ある決意をする。
それが、「ビョーキ」のことをタキさんに詳しく話さないこと、タキさんの前では笑顔でいることだった。
しかし、その「隠しながらの生活」は確実にお母ちゃんのストレスとなり、一度は安定したビョーキが再発することに……。
ユキ自身もストレスを感じるようになり、それがまたお母ちゃんを苦しめる……。
そしてある日、事件は起った――。
ついにお母ちゃんが、「タキさんの前」で「再発」したのだ!
「これはもう隠し切れない!!」
ユキは決意し、タキさんにすべて告白!!
初めて明かされた「お母ちゃんの過去」と「統合失調症の詳細」。それを聞いたタキさんは……。

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じつはすごく大変だったという結婚後の生活から、
家族三人での幸せに至るまでを詳細に描いた渾身の一作となりました。
初めて実感した家族の絆と、絆が生んだ「再発防止に役立つ秘訣」が数多く語られています。
「家族の絆」の物語、そして統合失調症にとって大きな問題である「再発防止」を深く描いた物語です。