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45年間、700冊のノートに「現場」を刻み続ける
叩き上げ創業者が贈る、自分を磨く仕事の流儀
プロローグより――
世の中は、理屈どおりにいくようにできてはいません。
未来はきっと、経済学者の予想どおりにはならないし、
経営学を学べば経営ができるようになるかといえばけっしてそうではない。
理屈の一方から物事を見ているかぎり、本質を射抜くことはありません。(中略)
よい答えを得ようとして、机の前で頭をひねっていませんか。
情報にばかり頼って、身動きがとれなくなってはいませんか。
皮肉なことに、机の前にいる時間が長ければ長いほど、頭をひねればひねるほど、
私たちは最善の解答から遠ざかってしまうものです。(中略)
この本に書いたのは、難しい経営手法でもなければ、理想論でもありません。
これまで私がいつも心にとどめ大切にしてきた、
そして多くの人や物事と関わり、体ごとぶつかりあうなかで私なりに積みあげてきた、仕事の流儀といえます。
*目次より
●鋭い頭よりも、「ねばり強い頭」を持て
●人の伸びは「叱られ方」で測られる
●人は「ダメな部分」で伸びていく
●愚かさも徹すると賢さに変貌する
●ときには部下とのケンカに負けてやる
●量を積み重ねると質が生まれる
●人は「習慣」で力がつく
● 才能がなければ、「平凡さ」を徹底せよ
●組織の「におい」がたくさんの「分身」をつくる など