ビジュアルガイド精油の化学2 日本の精油と世界の精油—日本の香り、世界の希少な香り、芳香蒸留水の香り

長島司 著

2,750円(税込)

フレグランスジャーナル社の単行本

2012年に発行された「ビジュアルガイド精油の化学」では、精油全体の基本的な知識と、よく知られる58種の精油についての解説と、それらの精油を構成する香り成分をグラフで示しました。

本書では、2012年版には書き切れなかった知っておくべき情報として、1.天然精油に含まれる香り成分の分析方法や化学構造の解明プロセスについて、2.香りの持続性(トップ・ミドル・ベース)を数値化して科学的に分類する方法について、3.芳香蒸留水が香る理由について、4.植物が香り成分を生合成する経路について新たに解説しています。

それに加えて、日本産の天然精油(樹木精油、柑橘精油、ハーブ精油、花のアブソリュート)19種、および一般的にはあまりなじみはないが、調香師や香り関連に従事している方々に使用されている希少な精油やアブソリュート21種を取り上げて、それらを構成する香り成分を成分分析表とグラフを用いてわかりやすく解説します。
日本産精油の生産現場の課題や、グローバルに展開するための提案をしています。

2012版と本書を併用することにより精油に