マンガで学ぶ スポーツ倫理

林 芳紀 著, 伊吹 友秀 著, KEITO マンガ

1,320円(税込)

株式会社化学同人

ドーピングや暴力問題など,スポーツに関するニュースはよく聞かれる.本書は,女子高校生が部活でのできごとなどを通してスポーツを巡る問題について考えていくマンガと,論点を提供する解説を組み合わせた画期的なスポーツ倫理入門である.部活動などで直面する勝ち負けへのこだわりについても詳しく取り上げる.スポーツは勝負事なのか,それとも娯楽なのか.スポーツが好きな人もそうではない人も,いまこそ一度立ち止まってスポーツとは何なのかについて,自分なりに考えてみてほしい.

<目次>
第1章 ルールと反則
 わざと反則を犯すことは本当に不正なのか?
第2章 スポーツマンシップ
 相手の弱点を攻めるのはスポーツマンシップに反するか?
第3章 大差がついた試合
 勝利が決定的な試合で攻め続けるのは悪いことか?
第4章 本当の強さ
 強い者が勝つべきか、勝った者が強いのか?
第5章 ドーピング➀
 体に悪いからドーピングはやめるべきか?
第6章 ドーピング②
 ドーピング「あり」のスポーツは「なし」か?
第7章 男女公平
 スポーツの男女別は撤廃すべきか?
第8章 ファンの姿勢
 特定のチームを応援しないとファンじゃないのか?
第9章 スポーツの定義
 e-スポーツはスポーツといえるのか?
第10章 勝つということ
 相手に勝つことより自分に勝つことが大切?