生体分子反応を制御する

日本化学会 編

4,620円(税込)

株式会社化学同人

生体反応を手本にして,人工的に模倣・再現することや,その機能を超えるような系を開発することは,環境・エネルギー問題を解決するうえで重要である.また,生体反応を制御して食糧問題解決や医薬品開発をする試みも行われている.これらの研究には,生体反応を化学の言葉で理解することが必須だが,まだその途上であるといわざるをえない.生体分子反応を制御するためには,複雑な生体反応を分子レベルで明らかにすることが必要であり,それを制御する分子や方法論および反応場を本書で明らかにする.