請求権から考える民法3 ― 債権担保

遠山 純弘 著

3,520円(税込)

信山社出版株式会社

◆知識や判例はたくさん知っているはずだけど、なぜか具体事例の解決は苦手、という方に、特におすすめのテキストシリーズ◆
 
特色は、民法の規定に従って制度を学ぶだけでなく、実際の紛争や試験における事例問題の解決やその思考順序に従って、各制度とともに問題の考え方も学ぶ新しいテキスト。司法試験の問題等で、何を検討したらよいか、何から検討すべきかわからないという人のための「問題の考え方」の道しるべ。

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【本シリーズの趣旨・特徴】
・「単に民法が規定している各制度を学ぶだけでなく、実際の紛争や試験における事例問題の解決を考える際に、その問題を考える順序に従って、各制度と問題の考え方も学ぶ。」(「はしがき」より)
・「実際の訴訟であれ、試験の問題であれ、問題がある請求にかかわる問題である場合には、請求権から問題を検討していくべき」という考え方による全体構成(通常、原告の被告に対する請求の可否が問題となるから、請求権から問題を考えることで、その問題で何を検討しなければならないかがわかる)。
・通常のテキストとは異なる組み立てであるが、日本の民法の母国の1つであるドイツでは、すでにそのようなテキストがあり、日本においても、同様の考え方のテキストは有用で、実際の紛争(と試験)をイメージできる。
・「法学部やロースクールで民法を教えていると、法律の知識や判例は多数知っているにもかかわらず、問題の考え方を理解していないために、まったく見当違いの検討をしたり、定期試験のたびに今回は論点が当たった、はずれたと一喜一憂している学生を少なからず見る。これではせっかくの知識が宝のもち腐れである。」という著者の経験から、重要な点は、図表や囲み、太字にするなど、丁寧で分かりやすく工夫。

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