現代に生きるカール・ポランニー: 「大転換」の思想と理論

ギャレス・デイル 著, 若森 章孝 訳, 東風谷 太一 訳

5,280円(税込)

大月書店

第一次世界大戦~大恐慌~ファシズム~第二次世界大戦へ。自由主義的資本主義が行き詰まり、民主主義の危機の時代に対峙したポランニー。その思想的系譜と理論の全体像を描き出し、今日的意義を明らかにする。

【推薦】斎藤幸平氏(大阪市立大学准教授)

【主な目次】

日本語版への序文――『大転換』からグリーン・ニューディールへ 

序文 

第一章 社会学を再構築する 

第二章 マルクス主義に対するポランニーの接近と離反の二重運動 

第三章 資本主義 対 民主主義 

第四章 民主的専制――ソヴィエト連邦 

第五章 『大転換』の再構築 

第六章 リージョナリズムとヨーロッパ連合

第七章 知識人と赤狩り 

第八章 メソポタミアにおける再分配と市場交換 

第九章 古代ギリシアの市場――新制度主義の挑戦

訳者あとがき