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犬井 正 編
3,300円(税込)
古今書院
前半は市川健夫の地理学についての考察。市川の指導を受け、調査や野外巡検に同行した経験と自身の研究(雑木林・里山)をまとめていく歩みをたどりながら、市川健夫と編者犬井正の研究をめぐるヒストリーを描く。良き指導者の元で研究の方法を学び、研究者として自立していった編者の半生が魅力的に語られる。後半は市川の研究をひきついだ農山村地理学者たちによる論考。新旧の地理学の記述から、日本の農山村の姿が浮かび上がる。