表現・集団・国家―カール・シュミットの映画検閲論をめぐる一考察

阿部 和文 著

7,480円(税込)

信山社出版株式会社

◆自由な表現と国家の緊張関係◆
 
個人を集団に引き込む表現に、どう向き合うか。ヴァイマール共和国期の公法学説が示した答えを検討する。
〈目次〉序章/第一章 設問の確定/第二章 検討の前提:映画検閲をめぐる議論の概況/第三章 分析1:映画検閲と「討論」の観念/第四章 分析2:映画検閲と国家の存立/第五章 設問への回答/終章