TeraReconの医療AI技術への取り組み/テラリコン・インコーポレイテッド[全6頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

医療従事者の増加する業務負荷の軽減、患者ケアの品質の向上を支援するための人工知能の使用は、日々増加している。最近実施された米国の病院経営者へのアンケート調査によると、回答者のうち75%が今後4年間でAI戦略を積極的に実施または実行する計画を立てている。米国において直近5年間の間に100万ドルの投資が行われるであろうという予測と傾向は、米国のみならずヨーロッパ、太平洋地域、特に日本を含むアジアの多くの国々で見られる業務負担の軽減と医師不足に対応する目的でのAI採用の傾向と類似している。
AIが診療の質の向上において成長要因となることについては間違いない。そしてこのイノベーションはいずれすべての医療従事者にもたらされるものである。医療AI技術の可能性は注目を浴びており、AI技術を早い段階で導入したユーザは多くの時間、コスト、人員を割り当てAI戦略を強化している。
しかしながらそれらは主にAIが放射線科医の業務に与える影響、AIの保険償還方法とアルゴリズムの精度の向上に必要な患者データへのアクセス方法に焦点が当てられている。実際、医療現場で使用されているプラットフォームの中には、AIを臨床的に使用するにあたり改良が必要なものもある。これは、研究目的での使用のみならず臨床目的での使用の場合にも当てはまる。
AIベンダー、市場関係者はAIの有用性を強調するがAIの臨床的有効性やその結果信頼されるべき理由についてはほとんど証明されていない。その結果、医療提供者は、AI戦略の構築と採用を強く求められているが、それがどのようにそのほかの医療ITシステムと統合できるか、医療従事者の業務を向上させることに関してはほとんど検証することなくAI戦略の構築と採用に臨んでいる。