120Hz高速サンプリング温度計測で確かな“ものづくり”に貢献 高画素・高機能 赤外線サーモグラフィカメラ「R550Pro」/日本アビオニクス株式会社[全4頁]

映像情報インダストリアル 編

380円(税込)

産業開発機構株式会社

近年、情報機器の急速な発展やスマートシティ、自動運転車に代表されるIoTの推進により多種多様な高機能機器が増加し、それら部品の小型・高性能化が進んでいる。そして、確かな「ものづくり」による部品の長寿命化と品質の維持が重要な鍵となっている。そのような状況下、部品の微小な変動事象を捉える必要性が増している。熱解析においても熱変動が速く、表面積が小さくなった部品の温度計測は従来機器では難しく、「極小エリアの温度を非接触で高精度に計測したい」というニーズが高まっている。赤外線サーモグラフィカメラ(以下、サーモカメラ)は、対象物から離れたところから非接触で、温度分布をリアルタイムに画像表示し可視化できるため、特定箇所の発熱測定だけでなく、発熱源近隣部品の熱影響や蓄熱を捉えることが可能である。
本稿では、微小で熱変動の速い部品の温度計測が可能なサーモカメラ「R550Pro」を紹介する。