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建築生産の業務支援ツールというBIMの捉え方を打破し、建築産業を他の専門分野、情報社会インフラとつなぐという思想を内包したデジタル技術の体系という視点からBIMを概説。実務や設計教育での活用例等の諸相を紹介しながら、BIMに対する意識改革を企図した。「Society5.0」に向う社会に生きる建築学生には、必読の書。
[主な目次]
BIMとは何か(まえがきにかえて)/序章 産業構造の変革と共有価値の創造/第1章 建築産業の問題点:1.1 建築のつくり手とつかい手の関係、1.2 設計と施工の双方からみた職能、1.3 コネクテッド・ファシリティ社会実現の可能性/第2章 BIMによる変革:2.1 変わりゆく設計環境との向き合い方、2.2 異分野との協働・つかい手との協働、2.3 活動範囲とプロセスの連携/第3章 建築と社会をつなぐBIM:3.1 BIMの基本性能と可能性、3.2 つくり方が変わる、3.3 働き方が変わる、3.4 学び方が変わる/BIMの何が問題なの?(あとがきにかえて)/重要語解説集