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安田喜憲 著
4,180円(税込)
古今書院
欧米文明を手本に日本は近代化をすすめてきたが、欧米文明においては物質エネルギーが大量に消費され、都市の暴発が引き起こされつつある。欧米文明一辺倒ではない、別の文明原理が必要とされている。 「家畜の民」は自然を搾取して欧米文明をつくった。「森の民」は自然や風土を背負って生命を循環させる稲作漁労文明をつくった。欧米文明の欠点を補う、「森の民」の「文明の精神」の重要性を説く。縄文文明の再評価、農村文明の提唱、生命文明の時代、日本文明への期待、環境決定論をめぐる議論ほか。