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「アレと我々は互恵関係にある。最低でも週に一度、蔵へ行ってアレを抱け」厚い濃緑の単衣(ひとえ)の下には薄皮のような白襦袢。そっと剥けば現われるのは甘みの詰まった女体。にじみ出す汗のひと粒ひと粒がまるで果汁のように甘く、妖しい香りで男を惑わせる。旧家の蔵に閉じ込められた彼女の正体は、豊穣をつかさどる妖(あやかし)──。末弟である鼈甲(べっこう)が出会った、はかなく艶美な妖精・アヤサメ。そして彼は知る、自分の特異な性器が彼女に奉仕するためのものであることを。男の精を糧に土地を潤す山妖と、女を悦ばせるために育てられた青年の淫靡な日々。あのエロティックホラー『ミックスベリーの花束』のicecrepeが送る書き下ろし官能が登場!