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銃はとらねどハンマーもって
おいら銃後の産業戦士――
総力戦に向けた労働力動員はどのように展開されたのか。
「強制」のみならず「同意」の契機に着目し、動員政策とその背後にあるイデオロギーの特質を明らかにする。
そして、そうした動員体制の下での民衆の経験を、日記や体験記、漫画などの史料を駆使して浮き彫りにする。
◎著者
佐々木 啓(ささき けい)
1978年生まれ。2011年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程退学。博士(文学)。現在、茨城大学人文社会科学部准教授。
主要論文:「「仁義」の動員――戦時期日本における日雇労働者」(『歴史学研究』第976号、2018年)、「総力戦の遂行と日本社会の変容」(『岩波講座日本歴史』第18巻、2015年)、「垣根越しの「聖戦」――隣組マニュアルの世界」(服部伸編『「マニュアル」の社会史――身体・環境・技術』人文書院、2014年)、など。