香港基本法解釈権の研究

「一国二制度」の下,1997年返還後の香港では法状況が大きく変動している。その中で香港基本法解釈権を有する全人代常務委と香港法院はいかなる役割を果たしてきたのか。香港基本法解釈権の全容を理論的体系的に整理し,香港法の国際化(国際人権法の積極的受容)を考察する。コモン・ローと中国法の両立と相克を克明に跡づける理論書。