ZERO 下

麻生幾 著

幻冬舎

全国公安警察の頂点に立ち続ける極秘組織<ZERO>は、その巨大さゆえ時代に適合できなくなってきていた。そんな時、警視庁公安部外事二課で中国を監視してきたウラの捜査官・峰岸智之は中国大使館による大掛かりな諜報活動事件の緒端を掴む。その捜査の最中、峰岸は元警察庁長官・鹿取が運営してきた大物スパイを巡り、すべてのウラ情報を握ろうとするZEROと激突する。ZEROによる執拗な妨害を受けながら、捜査を続行する峰岸。だが