シャーロックおよび ケミカルイメージングテクノロジー(CIT®)による異物検知/Insort GmbH(オーストリア)(翻訳:株式会社コーレンス)[全4頁]

映像情報インダストリアル編集部

380円(税込)

産業開発機構株式会社

毎日私たちが口にしている食品の安全性は、食品製造業者にとって最も重要な課題である。とりわけ、異物の混入問題は絶対に解決しなければならない。たとえば、ナッツ製品の殻片、桃やサクランボの種片、あるいは肉に入り込んだ骨片のような原材料の中の「天然由来」の異物の除去、また、木片、プラスチック片、金属片またはガラス片というような外部物質の混入防止には、品質管理プロセスにおいて最大限の注意を払う必要がある。
現在、金属探知機、X線、RGB/RGIカメラ、レーザー光線等の様々な技術手段が講じられているが、最近行われたきわめて大きなリコールでは、これらの対策が十分ではないことを示している。そのため、新しい技術的解決策の必要性はいやが上にも高まってきている。Insort社が供給する選別機(シャーロックシリーズ)で導入したケミカルイメージングテクノロジー(CIT®)は、食品の異物汚染に対する「戦い」において、食品製造業者に大きな進歩をもたらす新たなテクノロジーを与えた。本稿では、このテクノロジーの基本原理、長所と短所およびいくつかの応用例を述べる。