食品検査に新たな可能性を切り開く Specim社製 ハイパースペクトルカメラFX17の紹介/株式会社リンクス[全6頁]

映像情報インダストリアル編集部

380円(税込)

産業開発機構株式会社

近年、食に対する安全性の要求が高まっている。特に食品への異物混入は社会の大きな関心を集めている。異物混入が発生した場合、食品メーカの負担により自主回収を行わなければならず、これまで築き上げたブランドイメージも損なわれてしまう。自主回収を行う場合でも、厚生労働省は都道府県知事などへの報告を義務付ける等、規制を強化する方向で検討を進めている。このように食に対する安全性の高まりは食品メーカへの大きな負担となってきている。負担を軽減するためにも、カラーカメラを用いた自動検査が試みられてきたが、検査対象や異物が、形、色、大きさが一定でないため非常に困難なものであった。そのため、検査員による目視検査が行われ自動化が進んでいない領域である。食品の自動検査の困難さの問題に対し、ハイパースペクトルカメラがインラインでの検査において新しい技術として注目されている。本稿では近赤外線のハイパースペクトルカメラであるFX17を用いて、ハイパースペクトルでできること、ハイパースペクトルカメラの原理と価格高の背景、この問題を解決した弊社取り扱い製品Specim社製FX17の特長を紹介し、食品業界の適用事例を紹介する。