心臓領域におけるMRIアプリケーション~ストレスフリーのCardiac MRIに向けて~/シーメンスヘルスケア株式会社[全4頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

心臓MRI(CMR:Cardiac MRI)は、基本的な撮像方法や画像からの診断手法は確立されてきており、本邦で稼働している幅広いMRI装置で可能な検査となっている。主に心筋の形態、動き、組織性状の描出に用いられているが、血管造影を目的とした造影剤の投与が不要であることから、冠動脈の撮影を行われることもある。CMRはこのように臨床的な有用性が認められ、1 .5T以上などの施設基準を満たせば診療報酬において通常のMRI撮像への加点が認められている。一方で、CMRは撮像時のパラメータ設定の複雑さや息止めを繰り返す負担などが他の検査に比べて多く、オペレータにも被検者にもストレスの高い検査と捉えられている。本稿ではこのようなCMRの課題に対応するソリューションについて、「ワークフロー」「撮像技術」「画像処理、定量化」の観点から紹介する。