FUJIFILM DR CALNEO AQROの特長と使用経験/松島昌敏 ほか[全7頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

福岡大学筑紫病院は1985年6月に福岡県の中部に位置する筑紫野市に福岡大学の第2病院として開設された。2007年には、大学病院として初めて地域医療支援病院に認定され、2013年5月に新病院棟へ移転し2016年4月に厚生労働省から地域がん診療病院の指定を受けている。許可病床数310床、21診療科で「あたたかい医療」を基本理念として、救急医療を含めて地域に密着した診療を行っている病院である。
当院では、一般撮影室はFlat Panel Detector(FPD)を使用しているが、病棟や手術室などの移動型X線装置(ポータブル装置)による撮影はComputed radiography(CR)を使用している。手術室では、年間約2 ,800件(2016年度)ほどの術中・術後撮影の件数があり、感染対策や環境に配慮して手術室専用にポータブル装置とCRシステムを配置し業務を行っていた。今回、手術室のポータブル装置の老朽化による更新に伴い、FPDを搭載した移動型デジタルX線撮影装置『FUJIFILM DR CALNEO AQRO』が導入され2017年7月から使用を開始した。CALNEO AQROの初期検討を含めた使用経験について報告する。