術前・術中のコンピュータ支援 システム開発への取り組み/株式会社スリーディー[全6頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

バーチャルリアリティ(Virtual Reality:VR)という概念が1980年代前半に誕生してから昨今まで、VR技術を医療応用した診断・治療支援システムの研究開発が盛んに行われてきた。近年では3Dプリンタや拡張現実(Augmented Reality:AR)技術の発展により、それら技術も用いて診断・治療領域のコンピュータ支援システムの高度化を目指す研究開発も進められてきている。さらにはディープラーニング、機械学習といった人工知能(Artifi cial Intelligence:AI)技術を活用して術者の意思決定を支援する仕組みを構築する取り組みが始まっている。VR、AR技術を用いた治療支援システムの代表例としては、手術シミュレーションや手術ナビゲーションシステムが挙げられる。現在、さまざまな研究開発が進められていると同時に、欧米発を中心として製品化されているシステムもあり、すでに臨床現場で活用されている。本稿では、このような近年の研究開発動向や製品動向を踏まえ、われわれの当該分野への取り組みについて述べる。