乳房超音波検査をサポートする高画質技術とデザイン開発の紹介~ここまで見えるポータブルエコーSONIMAGE HS1~/コニカミノルタジャパン株式会社[全6頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

乳がんは日本人女性のかかるがんの中で第1位を占める。2015年11月には「超音波検査による乳がん検診の有効性を検証する比較試験(J-START)」の研究成果がLancetに発表された。そこでは、マンモグラフィに超音波検査を追加することで、感度が上昇することや、乳がん発見率が向上することなどが報告されている。また、日本人においては40~50歳代が乳がんの好発年齢であるという特徴を有することから、近年、乳房超音波検査への関心が高まっている。コニカミノルタは、『SONIMAGE HS1』を2014 年に自社開発装置として上市した。HS1は「みえる・かんたん・つながる」をコンセプトに、乳がん検診の超音波診断装置として必要な高分解能画像をポータブルタイプのコンパクトな筐体で提供することを実現した。外来診察室や検査室、出張検診などさまざまなシーンで行われている乳房超音波検査において、場所にとらわれず、高画質な画像を提供できるHS1は、検査の質と生産性の向上、臨床関係者の負荷低減に貢献することが期待されている。本稿では、高分解能画像の基礎となる技術とデザイン開発について紹介する。