乳腺超音波診断におけるAplio iシリーズの新技術/東芝メディカルシステムズ株式会社[全8頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

乳腺領域の超音波診断には、プローブを走査しながら病変の検出が求められる。存在診断のためには視認性が重要である。さらに、質的診断や術前の腫瘍の広がり診断では、描出力が求められる。良悪性の判断が付きにくい正常構造を正しく診断するには、内部構造のパターンがしっかりと見える高い分解能が必要となる。超音波診断画像では、超音波ビームのサイドローブが走査線周辺の高エコー源に触れて発生する霞のようなエコー成分により、コントラストが低下し、構造物の視認性を低下させる。これは、超音波ビームが、本来映像化すべき走査線上から裾野のように広がっているのが原因である。Aplio iシリーズでは、構造物の視認性を向上させるべく、超音波ビームを細く鋭く、また深さ方向に均質にするための技術を開発した。