乳腺画像診断におけるシーメンス社製モダリティの使用経験―全身統合型PET/MR(I Biograph mMR)について―/佐々木道郎ほか[全7頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

2012年にシーメンスヘルスケア(株)により日本国内で形態・機能情報を得られるMRIと細胞レベルの活動・代謝情報を得られるPETが同時に撮像できる全身統合型PET/MR(I Biograph mMR)が発表された。女性医療を専門とする社会医療法人博愛会相良病院では本機器を系列のさがらパース通りクリニックに2016年9月に導入し、10月末から本稼働している。現在はがん検診、乳癌の術前精査および術後のフォローアップを中心に診療を行っている。撮影された画像はシーメンスヘルスケアの読影支援システム(syngo. vi a)を用いて診断している。また、さがらウイメンズヘルスケアグループの東京の拠点であるSWHG東京とオンラインネットワークが構築されており、専門医に一部を遠隔読影していただいている。今回若干の症例を提示しながらPET/MRIの使用経験を報告する。