インダストリー4.0で生産性の向上に貢献する産業用カメラ/Basler AG[全3頁]

映像情報インダストリアル編集部

380円(税込)

産業開発機構株式会社

産業用カメラを搭載した画像処理システムは、自動化生産においてすでに重要な構成機器となっており、原材料の検査から生産状況のモニタリング(欠陥の検出など)、最終検査、品質保証までの全製造工程において最高の効率性を実現し、厳しい品質レベルを満たすために必要不可欠なものとなっている。新しい形態の生産工程を導入しているインダストリー4.0では、ネットワークを通じてデータをやり取りしており、大量のデータ収集と効果的な情報交換を行うことで、自立可能で詳細にカスタマイズされた高効率な生産を目指している。インダストリー4.0で求められる情報を取得するためには、画像の記録や処理が大きなポイントとなるが、カメラの小型化や低価格化、性能の改善が進んでいることから、複雑な用途においても、現在のコンパクトで効率的なシ
ステムがあれば、今まで以上の結果を生み出すことができるようになった。このような技術的な進歩と拡大を続けるネットワーク接続が組み合わさることで、インダストリー4.0において新たな可能性が見えてきている。本稿では、画像処理と産業用カメラが未来の製造工程を現実のものにする仕組みについて紹介する。