花売り剣客3

八神淳一 著

165円(税込)

AubeBooks.com

真央は江戸にやってきて、花売りをはじめて五カ月になろうとしていた。岡っ引きの政造が今日も声をかけてくれる。なにかあったら、すぐに言えよ、と。政造をみる度に、西国で斬った思い人、圭一郎を思い出していた──水茶屋の沙希が最近、誰かに帰り道をつけられているらしい。案の定、直参旗本の無頼の三人が、沙希を狙っていた。たまたま、噂を聞きつけて助けに入った政造の目の前で、真央までが嬲られ──著者、大人気の「剣客」モノ! 連作短編、最終話!!

【著者略歴】
八神淳一(やがみじゅんいち) ─ 熊本県生まれ。大学卒業後、雑誌編集者を経て作家デビュー。物語の面白さに独特の官能描写がからみつく作風は多くの読者を魅了。『艶剣客』は15巻まで続く代表作となり、映画化もされた。