だめだし日本語論

橋本治 橋爪大三郎 著

1,650円(税込)

太田出版

"日本語は、そもそも文字を持たなかった日本人が、いい加減に漢字を使うところから始まった―—

成り行き任せ、混沌だらけの日本語の謎に挑みながら、日本人の本質にまで迫る。

あっけに取られるほど手ごわくて、面白い日本語論。



■日本語のできあがり方 鎌倉時代まで

文字を持たなかった日本人

日本語のDNA螺旋構造

外国に説明できない日本史

学問に向かない日本語

日本語は「意味の言葉」ではない

言葉は神から与えられる?

お経を日本語に訳さなかった理由

言葉はまず音であった

音の多様性

ひらがなができた理由

歌があったから日本語がある

話し言葉を文字化する日本、文字化しない朝鮮

男女のコミュニケーションが国家体制の根幹

書きながら成長する紫式部

男は和歌が詠めない

公式には認めない女性とひらがな
"