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日本でテレビ放送が開始されて半世紀余り。数多くの料理番組が誕生しながら唯一変化の無い「この美味しそうな香りをお茶の間に届けられなくて残念です…。」という台詞。著者は幼少期より身近に「料理」を感じながら育ち、とくに父から聞いた「奇跡の人」として知られるヘレン=ケラー女史をもてなしたときの“五感を満たす料理”に影響を受け、いつしか〈テレビから香りを出したい〉との願望に駆られました。時は経ち、著者は小さい頃からの夢の実現へ向けて門外漢の分野へと果敢に挑戦します。 本書は、料理と香りWeb分野のオーガナイザー・プロデューサー・プランナーとして第一線で活躍する著者が、日本で初めて料理の香りを「香りWeb」として開発、実用化に成功するまでの軌跡をまとめた一冊です。「オマール海老を炒めて白ワインを加えて…」という映像やナレーションに合わせて、その美味しそうな香りがお茶の間に漂って来るのも目前です。