持ち帰りたいインド

松岡 宏大、野瀬 奈津子

1,760円(税込)

誠文堂新光社

インドを愛するKAILASが旅の途上で見つけたモノたち。それはいわゆる“インド雑貨”ばかりではありません。
手紡ぎの糸を使った手織りのタオル、室町時代から茶の湯の世界で珍重されてきたテキスタイル、インドの豪商が大量に輸入したヨーロッパのヴィンテージホーロー、ドイツから持ち込まれた印刷機で刷られた神様のリトグラフ、国賓に献上される最高級のダージリンティー、マニアが血眼で探す真空管カッティングのビートルズのレコード、日本のファッションブランドが別注をかけるスニーカー……。
インドの歴史の中で息づき、人々の暮らし使われ続けてきたモノには、それぞれのストーリーがあり、人の手のぬくもりがあふれています。
ときに田舎の村まで職人の工房を訪ね、ときにアンティーク屋の倉庫に入り込み埃をかぶったストックをひっくり返し、その魅力を探ります。ぜひ日本に“持ち帰りたい”インドのモノの物語。

■目次
1 DELHIデリー
2 JAIPURジャイプル
3 VARANASIヴァラナシ
4 CHENNAI、MADURAIチェンナイ、マドゥライ
5 旅の基礎知識