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鬼小町の異名を持つ女剣士「さな」、
天衣無縫のうわばみ女「りょう」、
二人が挑むは幕末最大の謎、
「坂本龍馬暗殺事件」
女の一分、立たせていただく!
「新人の第一作だと侮るなかれ。はやくもこの一巻、今後の時代小説界の台風の目となるかもしれぬ!」――縄田一男(文芸評論家)
「謎解き、活劇、せつない恋愛、そして龍馬暗殺の意外な真相――すべてが詰まった傑作時代小説だ。まさに龍馬没後一五〇年の今年に相応しい。」――末國善己(文芸評論家)
「新人のデビュー作にして、時代ミステリーの収穫。これは、とんでもない作品である!」――細谷正充(文芸評論家)
明治6年(1873年)秋。江戸城掘端に近い桶町の、北辰一刀流千葉道場を訪れた一人の女によって道場主の娘「さな」の災厄は始まった。女はかつてこの道場に通った土佐藩士、坂本龍馬の妻「りょう」と名乗ったが、さなはその龍馬の許嫁だったからだ。決して出会ってはならない二人の女が出会い、やがて、維新の闇に隠された事件の謎と巨大な陰謀が浮かび上がってくる。反目し合いながらも共に真相を追う、二人の前に現れた意外な黒幕の正体とは!?
圧倒的な迫力と疾走感で描かれるエンタテインメント時代小説、ここに誕生!!