エラーが発生しました。
今年で地下鉄サリン事件は21年目を迎えました。事件は次第に忘れられてきていますが、まだ被害者はじめ当事者にとっては現在進行形であり、化学テロは今でも脅威です。
事件については多くの本や記録媒体などで知ることはできますが、自衛隊の「化学職種」がいかに事件全般に貢献したか、いかに対化学戦の準備を営々と地道に続けてきたかはあまり知られていません。
当然守秘義務があり、語れない部分もあるのですが、多くの化学科隊員が事件の陰で人知れず努力してきたことはもっと広く国民に知られてもいいのではないかと思い、今回のエッセイと漫画を描くことを決心しました。捜査の内容については書けませんが、当時の雰囲気だけでも感じていただければと思います。