情報倫理の挑戦―「生きる意味」へのアプローチー

竹之内禎・河島茂生 編著

2,200円(税込)

株式会社 学文社

情報社会におけるよりよき生き方を探求するという姿勢(=情報倫理)から、現代社会における人間の生き方の問題に接近し、考えていく。
それぞれの専門分野から情報倫理的な諸問題を取り上げ、
情報社会における私たち人間の生きる意味の探求とそれを支える仕組みについて考える。

第Ⅰ部では、インターネット上でのコミュニケーションによって自己存在の意味を充足させようとする人々の動きをとらえる。「エピファニー体験」、ネットゲームの事例を取り上げ、インターネット・コミュニケーションにおける意味の希求に迫った。
第Ⅱ部は、「情報倫理としてのメディアリテラシー」として、放送と倫理のそれぞれの変容を確認しながら、放送倫理の現在地点を解き明かす。
第Ⅲ部では、「情報倫理としての知的自由」と題し、知的自由を守る
図書館の思想や実践を扱い、役割とその支援を紹介する。また、逆にプライバシーにかかわる個人情報、ビックデータの問題を見ていく。