さらっとドヤ顔できる 言葉の雑学 日本語のなぜ?編

北嶋廣敏

299円(税込)

Panda Publishing

じつは日本語は面白い!

「刃」の点は何を意味する?
「下手の横好き」の横とは?
「也」は女性器をかたどったもの?

日本語や漢字にまつわる、思わず誰かに教えたくなる話、知っているようで知らない話を112本収録!
普段なにげなくつかっている言葉の「意外なルーツ」や「正しい使い方」がわかる!!

■著者略歴
北嶋廣敏(きたじま・ひろとし)
文筆家。福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短歌・美術の評論でデビュー。古今東西のさまざまな文献に精通した博覧強記の読書人。面白くてためになる雑学系の著書は多くのファンを魅了している。
主な著書に、『林檎学大全』(アディン書房)、『塚本邦雄論』(六法出版社)、『画家と自画像』(泰流社)などの評論のほか、『知識ゼロからの大江戸入門』(幻冬舎)、『「右」と「左」の面白ネタ事典』(PHP研究所)、『日本の「初!」雑学事典』(三笠書房)、『雑学帝王500』(中経出版)などの多数の雑学書がある。

■目次
【第一章 「なぜ?」で一つ利口になろう】
1 「卵一ケ」のケはなぜ個数を意味するのか
2 五十三次の「次」が宿を意味するわけ
3 エンカはなぜ「演歌」なのか
4 「棒に振る」の棒は何の棒なのか
5 男のことをなぜ「野郎」と言うのか
6 なぜ「トンビがタカを産む」のか
7 靴の上にはくのになぜ「靴下」なのか
8 「月なみ」はなぜつまらないのか
9 「十分」はどうして完全なのか
10 蓮の葉がどうして「はすっぱ」になったのか”
11 「鹿爪らしい」はなぜ鹿の爪なのか
12 「捨て鉢になる」の鉢は何の鉢か
13 「佳境に入る」はどこに入るのか
14 「袖にする」はなぜ袖なのか
15 頭がどうして「おつむ」なのか
16 「どしがたい」は何がしがたいのか
17 「味方」はなぜ味なのか
18 「饅頭」はなぜ頭なのか
19 一人でもなぜ「友だち」なのか
20 「ほぞを噛む」はなぜ「へそを噛む」とは言わないのか
21 「かかし」はなぜ「案山子」と書くのか
22 「もどかしい」はなぜいら立たしいのか
23 「横領」はどうして横なのか
24 「表六玉」はなぜ愚鈍な者を意味するのか
25 「羊羹」はなぜヒツジなのか
26 「皮肉」がなぜ、あてこすりを意味するのか
27 「食」はたべることなのに「飲」はなぜのむなのか
28 「入門」がなぜ弟子入りを意味するのか
29 「やっかい」はなぜ面倒くさいか
30 中国の文字がなぜ「漢字」なのか
31 「漢」はなぜ男性を意味するのか
32 「服部」がどうして「はっとり」なのか
33 「島」と「鳥」はなぜ似ているのか
34 六曜の「赤口」ってそもそも何なのか
35 「日」のまんなかの線は何を意味しているのか
36 「月」のなかの二つの線は何を表わしているのか
37 「刃」の点は何を意味しているのか
38 「専」には点がないのに「博」にはなぜ点がある?
39 「貴」はどうしてとうといのか
40 「完」はどのように完全なのか
41 「伏」はどうして人と犬から成るのか
42 「胸」のなかに不吉な凶の字があるのはなぜ
43 「背」のなかになぜ北があるのか
44 「医」のなかになぜ矢があるのか
45 「黙」のなかになぜ犬がいるのか
46 「家」のなかになぜ豕(豚)がいるのか
47 「最」のなかになぜ耳があるのか
48 「省」のなかになぜ目があるのか
49 「企」になぜ止(足)があるのか
50 「持」はなぜ寺を含んでいるのか
51 「頭」にはなぜまめ(豆)があるのか
52 「列」はいったい何が並んでいるのか
53 「疑」は何をうたがうのか
54 「残」は何がのこっているのか
55 「混」は何がまじつているのか
56 「雑」は何がまじつているのか
57 「思」はどうして田んぼなのか
58 「脇」と「脅」は同じ字から成るのに、なぜ意味がちがう
59 「暮」はなぜ日(太陽)が二つあるのか
60 「東」の部首はなぜ「木」部なのか
61 「浮」の子は何をしているのか
62 「得」は何をえるのか
63 「消」は何がきえるのか
64 「失」は何をうしなうのか
65 「法」はなぜサンズイなのか
66 「乗」は何にのることを表わした字なのか
67 「重」は何ゆえにおもいのか
68 「祭」はなぜまつりを意味するのか
69 「猿股」はどうして猿なのか
70 「主水」はなぜ〝もんど〟なのか
71 「隹」を「ふるとり」と呼ぶのはなぜ
72 「朝廷」は昼や夜でなく、なぜ朝なのか
73 「帰」に帚があるのはなぜ?
74 「青」と「争」でなぜ〝しずか〟なのか”
75 「強」の虫はどんな虫なのか
76 箪笥はなぜ「棹」で教えるのか
77 イカやタコはなぜ「杯」で数えるのか
78 テレビや電話機はなぜ「台」で数えるのか

【第二章 訊いてびっくり言葉探検】
79 「下手の横好き」の横とは?
80 「はったりをかます」の、はったりとは?
81 「命からがら」のからがらとは?
82 「あわよくば」のあわとは?
83 「のたうつ」のはイノシシ
84 「当局者」の局とは?
85 「冠婚葬祭」の冠とは
86 「手塩にかける」の手塩とは
87 「中」という字のもとになったものとは
88 「キンピラゴボウ」のキンピラとは
89 「政」は征服した人々から税を取ること
90 「術」は十字路で行なう呪術のこと
91 「冷たい」とは爪が痛いということ
92 「盗」の「次」はよだれのこと
93 「便利」の便は大小便のこと
94 「かしこい」のは恐ろしいこと
95 「罪」は、もとは魚を捕える網のこと
96 「前」は洗った足指の爪を切ること
97 「やんちゃ」のやんは松ヤニのこと
98 「武」は戈を止めること?
99 「襲名」とは名をおそって取ること?
100 「也」は女性性器の形をかたどったもの?
101 「我慢」するのはよくないこと!?
102 「滑」は水の骨という意味?
103 ヒグマの本名はシグマ?
104 「正念場」ってどんな場のこと?
105 「お転婆」はもともとは婆さんのこと?
106 「大切」の切はきることではない
107 「いやが上にも」のいやは、嫌ではない
108 「犇」は牛がひしめいているのではない
109 「才」は「歳」の略字ではない
110 「衆」の血は血液ではない
111 「糞」の米はコメではない
112 「親の因果が子に報う」ことはない!?