『三千里の山河』

金秀景:著 金斗権:訳

2,000円(税込)

三一書房

三千里江山――朝鮮はもともと一つの国であった。
祖国分裂と内戦の危機が迫ったとき、左右を問わず、全愛国勢力が金日成主席の呼びかけに応えて平壌に参集した。1948年4月、平壌で開催された南北連席会議は大成功を収める。
米・ジャーナリストのジョン・ガンサーをして「この会議の南朝鮮代表のうちには、李承晩を除き、南朝鮮における優秀な人物がほとんど一人残らず含まれていた」と言わしめた。共産主義勢力から反共民族主義勢力までが団結して一つの国ができたのだ。いまだに歴史家たちの謎として残されている、ソ連軍の北朝鮮撤退の内幕は、この小説によって明らかになる。
―世界史に例のない奇跡の実相がここにある―

※本書は平壌の文学芸術総合出版社から2000年に発行された実話小説『三千里江山』の翻訳出版である。