さらっとドヤ顔できる 草花の雑学

北嶋廣敏

299円(税込)

Panda Publishing

「アサガオは、実は朝が分かっていない!?」
「葉で尻を拭いたので、フキという名になった!?」
「ライオンも殺す植物がある?」
「樋口一葉の「葉」は何の葉?」 など

草木にまつわる“思わず誰かに教えたくなるような話、知っているようで知らない話、知って得する話”を147本収録!

■著者略歴北嶋廣敏(きたじま・ひろとし)
文筆家。福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短歌・美術の評論でデビュー。古今東西のさまざまな文献に精通した博覧強記の読書人。面白くてためになる雑学系の著書は多くのファンを魅了している。

主な著書に、『林檎学大全』(アディン書房)、『塚本邦雄論』(六法出版社)、『画家と自画像』(泰流社)などの評論のほか、『知識ゼロからの大江戸入門』(幻冬舎)、『「右」と「左」の面白ネタ事典』(PHP研究所)、『日本の「初!」雑学事典』(三笠書房)、『雑学帝王500』(中経出版)などの多数の雑学書がある。

■目次
【第一章 草花の雑学】

▼草花の面白すぎる話
1 「青蛙足砂摺極紅糸狂唐花咲」つて何の花?
2 毋の日の花はカーネーション、では父の日の花は?
3 ヒガンバナとスイセンの共通点とは
4 白い花が白く見える本当の理由
5 植物も触られると感じる
6 世界最大の花を咲かせる植物は生殖に専念
7 「我慢できない」という名の植物とは
8 『万葉集』でもっとも多く詠まれた花は
9 品物のクッション材に使われた草とは
10 イネにも花が咲く
11 切り花は、ぶら下げて持ち歩いたほうが長持ちする
12 ブタノマンジュウという名の草花とは
13 バジルの意外な利用法とは
14 葉の表と裏が逆転するウラハグサ
15 もっとも短い名前の植物は?
16 サボテンは昔は石鹸だった!?
17 ゲッカビジンを昼に咲かせるには
18 チューリップとターバン、その深い関係とは
19 ハスの花は音をたてて開く!?
20 ガマの花粉は薬の元祖
21 もっとも多くの呼び名を持つ植物は
22 バニラってどんな植物?
23 ホトトギスという名の野草がある
24 一輪草、二輪草があれば三輪草もある?
25 樋口一葉の「葉」は何の葉か
26 その葉で尻を拭いたので、フキという名になった!?
27 オナモミは15分の時間がわかる
28 アサガオの種をなぜ牽牛子というのか
29 ウナギをつかめる秋の野草
30 高山の植物はセーターを着ている

▼草花の知ってビックリの話
31 巧妙な罠を仕掛けるマムシグサ
32 オオイヌノフグリの受粉の裏技
33 花粉を自分ではじき飛ばす花もある
34 マツバボタンはダンスをして花粉をつける
35 カタバミの種子は発射装置を備えている
36 偵察してから、メインの花を咲かす野草がある
37 種子を遠くへ飛ばすショウジョウバカマの知恵とは
38 踊りを踊る不思議な植物
39 アリをボディーガードに雇う植物
40 アリに種子を運ばせるスミレ
41 アスファルトも突き破る雑草の強さの秘密
42 ネジバナの恐るべき戦略
43 セイタカアワダチソウの化学戦略
44 ザゼンソウは自ら発熱し、花の温度を保つ
45 スミレが確実に子孫を残す法は
46 自家受粉を防ぐ、ヤナギランの巧妙な仕組みとは
47 ハエトリソウの驚きの捕虫術
48 凹面鏡を使って温度を高めるフクジュソウ
49 ベゴニアの騙しのテクニックとは
50 1年のうち10か月は寝て暮らす草花
51 セキショウモのユニークな受粉の方法とは
52 小石に化けた砂漠の植物
53 葉っぱが子どもを産む、変わった植物
54 ランは睾丸を持っている
55 クズは葉を閉じて昼寝をする
56 腐った肉に化ける植物の、その目的とは
57 転がりながら旅をする回転雑草
58 旅人を泣かせるツノを持った植物
59 ドクダミの花はイミテーション
60 百獣の王ライオンも殺す植物がある

▼草花のしっているようで知らない話
61 ツユクサはなぜ露に濡れているのか
62 スミレはなぜ長い距を持っているのか
63 ネジバナはなぜ捩れているのか
64 セイヨウタンポポはなぜ強いのか
65 ヒガンバナはなぜ葉がないのか
66 お月見になぜススキを供えるのか
67 アサガオは、なぜ朝に花を咲かせるのか
68 草花には、なぜ秋と春に花を咲かせるものが多いのか
69 タンポポは夕方になると花を閉じるのか
70 切り花の茎、なぜ水のなかで切るのか
71 オオバコはなぜ道端に生えているのか
72 植物の根はなぜ下に伸びるのか
73 植物は、なぜたくさんの水が必要なのか
74 オミナエシは、なぜそんな名前になったのか
75 植物の茎はなぜ円形なのか
76 ウラジロは、なぜ正月のお飾りに使われるのか
77 クロユリは、なぜ悪臭がするのか
78 ヒマワリはなぜヒマワリなのか
79 ナデシコはなぜ撫子なのか
80 マツヨイグサはなぜ夜に開花するのか
81 ヘクソカズラは、なぜ臭い匂いがするのか
82 ハキダメギクはなぜそんな名前になったのか
83 ススキの葉に触れると、なぜ皮膚が傷つくの
84 タンポポの葉はなぜ虫に食われないのか
85 イラクサに刺されると、なぜ激痛を感じるのか
86 ユリのオシベはなぜT字形なのか
87 熱帯にはなぜ赤い花が多い?
88 マリモはなぜ湖面に浮かび上がるのか
89 ホオズキの実はなぜ袋に包まれているのか
90 オジギソウはなぜおじぎをするのか

【第二章 樹木の雑学】

▼樹木の面白ウンチク話
91 タケのなかには何か入っているのか
92 木が伸びたら枝の位置も上へ上がる?
93 万葉の時代のモミジは黄葉
94 木はどうやって水を上まで吸い上げているのか
95 火事を利用して生きている木もある
96 ソメイヨシノは伊豆半島で生まれた!?
97 モクレンは磁石代わりになる
98 ヤツデの葉は八つに分かれていない
99 観葉植物ガジュマルの、その正体は絞殺魔
100 イチョウは精子をつくって受精する
101 ハマナスの本名はハマナシ
102 タケにとっては秋が春
103 ヤドリギの宿りのテクニック
104 森林浴はいったい何を浴びるのか
105 「痒(かゆ)さをこわがる」という名をもつ木とは?
106 葉の上に花を咲かせる珍しい木がある
107 「この木なんの木、気になる木」の正体
108 「奇想天外」という名の砂漠の珍奇植物
109 年輪の常識にはウソがある
110 熱帯の樹木に年輪はできない
111 桜餅にはどんなサクラの葉を用いているのか
112 巨木日本一はクスノキとスギノキ
113 サザンカの本名はサンザカ
114 クマザサは熊笹?
115 フジのつるは右巻きか左巻きか
116 万両、千両があれば百両もある?
117 サルスベリの騙しのテクニック
118 特定のハチをひいきするトチノキ

▼樹木のひみつ根堀り葉掘り
119 プラタナスの花言葉なぜ「天才」なのか
120 ボタンの花はなぜオスなのか
121 秋になると木の葉は、なぜ変色するのか
122 ナナメノキはなぜナナメなのか
123 なぜクルミの木の下では植物が育たないのか
124 アジサイの花の色は、なぜ土地によって変わるのか
125 幹が空洞になった大木がなぜ生きている?
126 ソメイヨシノは、なぜ花が咲いてから葉が出るのか
127 タケにはなぜ年輪ができないのか
128 ポインセチアはなぜクリスマスの花になったのか
129 ツバキの花はなぜ横向きなのか
130 落葉樹のクヌギは、なぜなかなか落葉しないのか
131 節分になぜヒイラギを用いるのか
132 サクラはなぜ葉にも蜜腺があるのか
133 バクチノキはなぜバクチなのか
134 サンショウの実はなぜ色変わりするのか
135 サクラの花言葉はなぜ「よい教育」なのか
136 沖縄のサクラ前線はなぜ北から南へ進む?
137 椿事は珍事、ではなぜツバキは珍しいのか
138 サカキはなぜ神の木なのか
139 マツの葉はなぜ針のような形なのか
140 ザクロはなぜ石榴なのか
141 キリはなぜ庭木として嫌われるのか
142 ツタはなぜ垂直な壁をよじ登れるのか
143 ツツジの花にはなぜ斑点があるのか
144 スギ花粉がなぜ花粉症を引き起こすのか
145 なぜヤナギの下に幽霊が出るのか
146 なぜ「松竹梅」なのか
147 モクセイはなぜ実をつけないのか